「男一人+女二人」のカジュアルな一夜のせいで結局一人ぼっちになってしまった男

f:id:urahegihs:20170424022154j:plain

 

僕はそれまで付き合っていた彼女と別れ、上京した。

田舎の住宅街の生活は僕のセックスへの冒険を十分に満たしてくれない、と感じたからだ。

 

いわゆる「スリーサム」が僕にとって最高のファンタジーだった。

僕はいま東京にいて、まわりには多くの女の子がいる。

田舎の彼女とも別れて独り身なのだ。

 

運よく新しい女の子と知り合うことができた。

彼女は僕よりも何歳か若く、キュートでチャーミングな子だった。

 

まずはカジュアル・セックスで関係が深まり、それから僕たちは付き合い始めた。

 

そんな感じで付き合いだしたためか、少しずつお互いを知るようになっても、僕たち二人には共有できるようなことはあまりないことに気づいた。

 

でも、セックスとなるといつもお互同士ひきつけられていたのだ。

心の面ではいつまでも深めることができなかったが、セックスについてはお互いオープンで、どんなことが好きか、何を試してみたいかなど、率直に話した。

 

そのうち、もう一人の女の子を含めた3人でやってみたいという話になった。

スリーサムの話になると、お互いの目がキラキラと光りだすことに気づいたものだ。

 

彼女は女子寮に住んでいて、同じ階によく知っている可愛い子がいる。

エロい感じの子だから誘えるかもしれない、と言い出した。

 

好みが違う場合もあるので最初僕は少し慎重だったが、その子の自撮りを見せてもらったりLINEでグループを作って話をしているうちに、どんどんと興味がわいてきた。

そしてとりあえず3人で飲みに行くことにした。

 

最初の予定では単に「顔合わせ」のようなもので、飲み会だけで終わらせるつもりだった。

しかしたまたま3人の酔いっぷりがちょうどよかったのか、二次会もそこそこにして僕の部屋に到着し、そのまま一戦を交えることになった。

 

僕が夢見たスリーサム。

男一人に女二人という完璧な構成。

 

しかし現実はそれほど甘くなかった。

 

まず僕の部屋は広くないし、音が両どなりに漏れやすいアパートだった。

だが、酒と性でほてった僕たちにとっては、部屋のせまさはそれほどの問題ではなかった。

 

本当の問題は、3人が満足する終わり方が分からない、という現実だった。

二人のときは、どこまで行けばセックスが終わるのかがはっきりしている。

 

しかしもう一人いるときは、どうするのか?

 

まず、僕の彼女が最初に達した。

そして彼女はその場を少しのあいだ離れた。

 

戻ってきたときに彼女の目に飛び込んできたのは、自分の彼氏が自分の友達と交わっているのところだった。

僕は気になって横目で彼女の顔をチラチラと見た。

明らかに嫉妬と、イラつきが表情としてあらわれてくるのが分かった。

 

結局、彼女は「ちょっと、何やってんのよ!」と叫んで僕たち二人を止めてしまったのだ。

 

僕も驚いたが、友達のほうも驚きのあまり半泣きになってしまった。

 

その子が帰ったあとの気まずさ。

そのあとすぐ、僕たちは別れ、二度と連絡もしなくなってしまった。

 

僕は、彼女と終わった時点でこのお祭りを終わりにするべきだったのだ。

そう思ってももう遅い。

僕はまた一人になってしまった。